商品の仕入れ時によく使われる専門用語があります。

企業との取引交渉時や取引開始後に使用する言葉は最低限、覚えておく必要があります。

同じ言葉でも業種によっては違う意味になる場合もあります。

ここでは主にネット通販業・小売業・問屋業などの物販業の用語になります。

商品仕入れの専門用語

上代(じょうだい)

メーカー希望小売価格の業界用語で低下のことです。

商品の販売価格を意味する言葉になります。

下代(げだい)

商品の卸値、仕入れ価格という意味になります。

企業が提示する下代と販売業者が決める上代の差額が利益になります。

下代が安ければ安い程、利益をとりやすくなります。

企業によっては「卸単価」「単価」「仕切り」などと言うこともあります。

上代に、対しては下代と言うのが一般的になります。

掛け率(かけりつ)

販売価格に対する仕入れ価格の割合になります。

定価10000円の6掛けなら6000円が仕入れ価格になります。

企業によって掛け率は異なります。

問屋などは様々な企業の商品を扱っているので、商品によって掛け率が違う事になります。

企業との交渉では仕入れ価格を聞くより掛け率を聞く方がわかりやすいです。

発注単位(はっちゅうたんい)

商品の仕入れを行う場合は、卸値で企業から買います。

企業から商品を注文する際の最低単位が決められています。

「この商品の発注単位は100個からでお願いします。」

「この商品の発注単位は3万円以上でお願いします。」など注文する時の単位を表します。

発注単位に似た用語でロットというものがあります。

ロットは同じ商品の最小単位を表す用語になります。

1箱に同じ商品が10個入っているものが、最低発注単位の場合もあります。

「この商品はロットが10個で3ケースからの発注単位になります。」と言われることがあります。

この場合は10個が3ケースなので商品数は30個からの注文になるという事になります。

元払い(もとばらい)

元払いは、商品の発送先が送料を負担して商品を送ってくれることです。

着払いと逆の意味を表します。

企業名などから商品を仕入れる場合に、郵送にて商品を送ってくれます。

その際に「送料はどちらが負担するのか?」という事を確認しなければなりません。

企業によっては発注する金額によって送料が元払いになる場合があります。

必ず元払いなのか着払いなのか、いくら以上の発注で元払いになるのか?を確認しましょう。

発注書(はっちゅうしょ)

注文書のことを表します。

企業によって決められた発注書のフォームがある場合もあります。

基本的には独自で作成した発注書での注文が可能な企業が多いです。

PDFファイルにしてメールで発注する場合とFAXで発注する場合があります。

ネット・メールが普及されている今の時代でもFAXでの注文を利用している企業は非常に多いです。

メールの不達などを懸念してFAXしか注文を受け付けない企業もあります。

発注書のフォーム・発注方法は企業に確認します。

赤伝(あかでん)

商品を仕入れた場合に商品と一緒に納品書や仕入れ伝票も送付されます。

仕入れ伝票には商品の仕入れ価格や数量や発送先などが記載されています。

商品に不具合や破損がある場合はメーカーに返品します。

メーカーが返品商品を確認すると仕入れの取消し伝票が送付されます。

このすでに処理済の伝票を取消すために発行される伝票のことを赤伝票といいます。

通常は取り消す意味で伝票に赤字で記載されるために赤伝といいます。

口座(こうざ)

企業と取引交渉をおこない取引できると、「口座を開設する」という話になります。

この口座とは一般の銀行口座のことではなく、取引先としてデータを登録することをいいます。

「口座を開設しますね」と言われれば「取引契約しますね」と同様と判断していいことになります。

口座開設するためには、会社概要などの書類を提出しなければならない場合もあります。

掛け(かけ)

掛け率とは異なった意味で、「カケで買う」という場合があります。

商品の仕入れ金額を月末に締めて、翌月に仕入れた商品代金を払うということを表します。

売れる商品などでは1か月に何度も発注し、その都度振り込みすると振込手数料が毎回発生します。

入金する側は手数料がかかり、確認する側も何度も入金確認をしなければなりません。

両社とも手間が省けることになります。

掛けは会社同士の信頼がないとできません。

企業にとっては入金される前に商品を送ることになります。

取引を開始した最初の頃は振り込みで、売り上げが増えれば掛けになることが一般的です。

商品仕入れの専門用語のまとめ

基本的な仕入れに関する用語だけを紹介しました。

その他にも企業や業種によって異なる意味やその他の用語もあります。

個人事業主にとって仕入れの企業探し・取引交渉は重要なポイントです。

ネットショップを開業する方などは知識を身につけておくことが、取引交渉には必要です。


・BASE



現在20万人が利用する無料ネットショップサービス。

面倒な手続きや複雑な操作は一切なし!

誰でも簡単に30秒でネットショップが作成可能!


・カラーミーショップ



モバイルショップに対応。

ショップブログも付いてくる!

無料お試し期間が30日間!


ショップサーブ

ネットショップに必要な機能をすべて標準装備

初心者でも安心して開業できる、充実したサポートとマニュアル

自動集客システムと集客代行サービスあり!


・MakeShop



流通額・機能数、業界No.1

0円から開業できて充実したサポート対応

圧倒的な集客力とSEO機能!


・楽天市場


ネットショップ開業を検討している方は楽天市場がおすすめ。

「楽天市場出店ガイドブック」を無料で贈呈!

資料請求でもれなく成功事例集「店長奮闘記」もプレゼント!