ネットショップなどの販売業で開業すると商品を仕入れなければなりません。

商品の仕入れは商売をするうえで重要なポイントです。

誰でも最初から仕入れができる訳ではありません。

 

仕入れで困っている方

・売りたいものが決まっていない

・売りたいものはあるが仕入れるツテがない

・売れる商品はあるが品数が少ない

・デパートのように色々な商品を扱いたい

・在庫を持たないで仕入れたい

・そもそも仕入れ方がわからない

 

仕入れに関しては様々な悩みを持っている方がいます。

仕入れに関する悩みの解決策として、ギフトショーで仕入れる方法があります。

ギフトショーとは

40年に渡り開催されているパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市です。

出展社数は約2,400社で来場者数20万人の規模で開催されています。

日本最大規模のトレードショー(商談見本市)です。

簡単に言うと、企業やメーカーが商品をお披露目する展示会のことです

出展社はインテリア・文具・玩具・アパレル・服飾雑貨などあらゆる商材のメーカーや商社です。

来場者はメーカーの商品開発・デザイン担当者、小売業のバイヤー、版権や媒体ビジネスに携わるライセンサーなどです。

東京・大阪・福岡などで定期的に開催されています。

商品を仕入れるにはまず問屋や企業と契約しなければなりません。

ギフトショーは、様々な分野の企業や問屋が集まります。

効率よく仕入れ先を開拓できる最高の展示会です。

ギフトショーへ行く準備

ギフトショーへ行く前に確認しておくべきことがあります。

1. 開催場所と日時

ギフトショーの開催されている場所と日時を確認します。

年間で開催される日程はある程度、決まっています。

2月と9月は東京で、3月は大阪で、6月は福岡で開催されます。

日数は1日~4日間程度おこなわれています。

詳細はギフトショーのホームページで確認できます。

2. 名刺の準備と招待状の請求

ギフトショーは基本的に一般の人は入ることができません。

法人や企業などが対象になります。

個人事業主でも招待状と名刺があれば入場することができます。

2,000社以上の企業がいるので名刺は50枚~100枚程度は準備しましょう。

招待状は本来、取引をしている企業からもらえます。

開業したばかりやこれから開業する方はギフトショーの公式から請求できます

送られてくるまでに多少の時間がかかりますので、早めに請求しましょう。

3. 出展企業を事前に調べる

招待状と一緒に、出展企業一覧も同封されます。

売りたい商品やジャンルの企業を事前に調べておきましょう。

当日に回りながら企業を探すのは時間がもったいないです。

会社名や企業名がわかればネットで検索することができます。

取り扱っている商品・会社の規模なども確認しチェックをしておきましょう。

自分でリストなどを作成し、優先的に訪問する企業をピックアップするのも一つの方法です。

4. 持ち物をチェックする

  • 名刺
  • エコバック
  • メモ・筆記用具
  • ホッチキス
  • 小銭
  • 会場マップ
  • 招待状

招待状と名刺は忘れてはいけいない必須アイテムです。

エコバックはカタログやサンプルなどを持ち帰るために必要です。

メモ帳は企業の情報や担当者と話した内容をメモするためです。

ホッチキスは名刺とカタログをとめるために使います。

名刺とカタログがバラバラになると後日連絡する場合に探すのが手間になります。

小銭は当日の荷物などをコインロッカーへ預けるために使います。

会場マップはホームページから事前にダウンロードしておくと便利です。

その他、交通費や宿泊する場合はホテルの手配などもしておきます。

関連記事:個人事業主の名刺の必要性について

ギフトショーでの交渉・商談方法

当日受付を済ませたら、いよいよ入場し取引できる企業を探します。

事前に調べていた、優先度の高い企業から訪問しましょう。

目当ての企業ブースに行くとまず担当の人と名刺交換をします。

商談見本市ですが、会場ブースでいきなり取引契約できるわけではありません。

基本的には取引条件などを聞き、カタログをもらい、後日改めて連絡します。

1. 取扱い可能なのか確認する

企業によっては小売り販売ができなかったりネット販売禁止であったりと条件があります。

自分がおこなう事業で商品の取扱いが可能か確認することが重要です。

取引ができても販売ができなければ意味がありません。

店舗を持たなくてネット販売だけの場合は、「ネット通販で売りたい」ときちんと伝えましょう。

ネット販売は禁止で店頭販売なら可能な条件の企業が非常に多いです。

それでも出展している企業が数多くあるので、ネットだけで販売可能な企業も必ず見つかります。

2. 仕入れ値を確認する

実際に取引ができた場合の仕入れ値を確認しておきます。

下代や仕切りと言ういい方もします。

「仕切りは60%です。」「仕入れ値は6掛けです。」

と言われれば10,000円の商品なら6,000円で卸してもらうことになります。

関連記事:仕入れの専門用語について

3. 発注単位(ロット数)を確認する

仕入れる単位を確認します。

雑貨や小物などは仕入れる最少単位などが決まっている場合があります。

売れるかどうかわからない商品を100個や1,000個、仕入れるのはリスクが高いです。

最初は発注単位が少ない商品から取り扱うようにしましょう。

発注単位は商品のサイズや金額によって異なります。

金額の高い商品は小さくても1個から仕入れ可能な商品もあります。

発注単位に関係なく全て1個からでも仕入れ可能な企業もあるので探しましょう。

4. 送料・出荷体制を確認する

送料は発注単位や金額で異なる場合があります。

「30,000万円以上の仕入れで送料無料」や「何点でも送料800円がかかる」など様々です。

仕入れ値が安くても送料が高かったら仕入れ値が高くなるのと同じです。

総合的な金額で判断するようにしましょう。

出荷に関しては、ドロップシッピングができるかどうかも確認しましょう。

商品注文後、ユーザーに直送してくれる企業も数多く出展しています。

家具やインテリア用品などは特に大きいので直送してくれる企業が多いです。

在庫を持たなくても販売できるので非常にメリットがあります。

関連記事:ドロップシッピングで稼ぐ方法

5. 支払条件を確認する

決済方法は振込なのか、代引きなのか、掛けなのか確認しましょう。

初回発注は現金の前払いで2回目からは掛け売り可能な場合もあります。

掛けの場合は締日と支払日がいつなのか確認しておきましょう。

ギフトショーのまとめ

ギフトショーに出展している企業をすべて見る場合は1日では足りません。

特に東京のギフトショーは圧倒的な企業の数です。

2日間はかかるので遠方から行く方は宿泊することをおすすめします。

基本的に1度行けば、あとは電話やメールで企業とやり取りすることになります。

何度も行く必要がない分、交通費や宿泊費を我慢して1度は行ってみましょう。

必ず商品を仕入れる企業が見つかります。

大手企業の場合は商談をすることができない場合もあります。

大手企業の商品を取り扱いたい場合は問屋を紹介してもらいましょう。

ギフトショーで商品を仕入れる方法がネットショップで稼げる仕入れ方法になります。

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