個人事業主として事業をスタートすると資金が必要になります。

資金調達は経営者にとって大きな課題です。

事業計画やアイデアが浮かんでも、資金調達ができないと経営は成り立ちません。

個人事業主のほとんどの方が資金調達で悩んだ経験があると思います。

資金調達をしなくても会社が成長するということは非常に難しいです。

個人事業主は、資金調達において広い視野を持たなければなりません

資金調達には様々な方法があります。

返済を伴う資金調達返済の必要がない資金調達方法などがあります。

事業内容や自らの環境に適した調達方法を考え、上手に活用しましょう。

資金調達方法

友人や知人、親族などから借りる

最初に考える資金調達方法としては、友人・家族などから借りる方法です。

身近な存在とはいえ、貸す側の心境は複雑なものです。

返済に関するルールもないので、ついつい甘えて返済を遅らしたりもします。

「足りなくなれば、また借りれるから。」と常習性が出てしまいます。

金銭に関する事なので、人間関係のトラブルにも発展します

たとえ友人・家族や親戚でも契約書を交わすなどの作業をおこなっておきましょう。

投資家から投資してもらう

投資家にはベンチャーキャピタルと個人投資家が存在します。

ベンチャーキャピタルとは

新しい技術や独創的なアイデアで市場を切り開こうとするベンチャー企業に資金を提供する機関。

ハイリターンを狙った投資を行う投資ファンドのことをいいます。

 

個人投資家とは

将来的に有望な事業であると判断した場合、資金を提供してくれる個人の投資家。

個人投資家の多くは実際に起業経験者の方が多いです。

 

株式会社やある程度の組織として独立開業する場合はベンチャーキャピタルを利用しましょう。

個人事業主では条件などによって、利用できない場合があるので個人投資家を探しましょう。

身近に個人投資家がいれば、事業計画を持って相談しに行くことができます。

しかし、ほとんどの方が投資家と出会う機会はありません。

身近に投資家がいなければ起業のセミナーやコンサルタントなどを受け交友関係を広げましょう。

 

クラウドファンディングサイト(投資家と起業家の仲介サイト)を利用するのも方法です。
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投資は融資ではないので、基本的に返さなくていいお金です。

投資をしてくれる企業や個人投資家を見つけることは事業成功への近道になります。

信用保証協会から借りる

信用保証協会は、信用保証協会法に基づき、中小企業者の金融円滑化のために設立された公的機関です。

信用保証協会を利用するメリットは借入がしやすくなる・金利が安い・長期間の借入ができるなどです。

一般の金融機関から借りるよりも条件は良いので開業資金や開業直後の運転資金におすすめです。

日本政策金融公庫から借りる

日本政策金融公庫は100%政府出資の政策・金融機関です。

銀行などの一般の金融機関を補完し、国民生活の向上を目的としています。

国の政策に則った固定金利、長期の融資制度があるので、安心して利用できます。

設立直後の会社の資金調達法として最も実現性が高い資金調達方法です。

調達可能な額としては、最大1500万円までです。

事業実績が無くても無担保無保証で融資を受けられる可能性があります。

事業の成長スピードを考えて検討する価値はあります。

金融機関からの融資

銀行は支店が多いので利用しやすく便利ですが、金利が発生します。

個人事業主の開業直後は融資をしてもらえないことがほとんどです。

ある程度の実績と規模がないと融資を受けることは難しいでしょう。

助成金・補助金を利用する

助成金・補助金は数多くあります。

経済産業省系の補助金や商工会議所・各自治体が実施している助成金などもあります。

返済の必要がないので、個人事業主にはとても魅力的な制度ですが、手続きや申請などで時間と手間がかかります。

常に募集している訳ではなく、申込み期間が決まっているので各自治体の広報などをチェックしましょう。

まとめ

資金調達の方法は、会社が成長するに従って選択肢も増えていきます。

個人事業主として開業したばかりでは融資が受けれなくても今後受けれる可能性はあります。

今はネットビジネスなどで低コストでスタートできる事業が多く存在します。

 

新規の事業ではなく、既存の仕事で独立開業する場合は資金は少なくて済みます

新しい事業計画がある場合もまずは資金調達のために既存のビジネスを行う方法もあります。

自己資金が増えてから新しい事業を展開する方がリスクは少なく済みます

「他の人に新しい事業を先にされるかもしれない。」と考えている方は早期の資金調達をしましょう。

質の高い事業計画やビジネスプランがある場合は資金が調達しやくすなります。

 

 

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