独立開業し、個人事業主になれば名刺は必ず準備しましょう。
名刺はただ社名と名前と連絡先を載せてるだけでは意味がありません。
名刺には名刺しかできない仕事があります。
名刺の必要性
ペーパーレス化が進む中、名刺は今の時代でも非常に強い力を発揮します。
名刺一枚で企業と取引できるかどうかが決まるほど重要な物です。
大企業などで働いていている方は、社名がブランド力になる場合もあります。
個人事業主は取引交渉などの場で、知名度もないし、どこの誰かもわかりません。
一度名刺を渡し、話をしても次回交渉の時には忘れられていることがよくあります。
これでは新規の仕事などを獲得することはできません。
一回目の交渉の場で名刺に抜群のインパクトがあれば覚えられます。
コミュニケーションでは、第一印象が非常に重要です。
最初に相手が感じる印象は、後々まで影響します。
次回交渉の場でも、「あの名刺の人ですね。」となります。
名刺をたくさんもらう人は名刺フォルダーなどに収納しています。
その名刺フォルダーの中から自分の名刺を見返してくれる確率を高くすることが重要です。
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名刺を作成するコツ
印象に残るようなデザインにする。
名刺のデザインをパッと見てどんな事業をしているのかわかるようなデザインが良いです。
ネット関連の仕事をしているのであればパソコンの絵を入れたり、フリーカメラマンならカメラの絵などを入れます。
その他にも写真やイラストやロゴなどインパクトのある素材を利用しましょう。
相手の方から「名刺がきれいですね!」「おしゃれですね!」「かっこいいですね!」と言われるようなデザインにしましょう。
連絡先はわかりやすくする
名刺に連絡先は必ず記載しますが、全ての連絡方法を入れる必要はありません。
連絡手段としては電話番号、ファックス番号、携帯番号、PCメールアドレス、携帯用メールアドレス、Facebook、LINEアカウントなどがあります。
この中から自分がメインで使用している番号とサブで使用している番号で良いです。
連絡手段をたくさん掲載すると、相手はどこに連絡したらいいか迷います。
連絡を受ける方もどこに連絡されているのかわからないので見落とす恐れもあります。
返信がすぐにできる連絡先を記載しましょう。
数字や文字の間隔が狭くて見にくくならないようにデザインや字体も気を付けましょう。
趣味や特技など会話のネタを入れる
名刺は基本的に初対面の人とのあいさつで使用します。
コミュニケーション力がある方なら問題はありませんが、世間話などが苦手な方もいます。
そんな時のために、名刺にちょっとした自分の趣味や特技などを記載しておきます。
会話が苦手な人でもスムーズに話をするきっかけをができます。
趣味などが同じ人がいればそこから話が広がる可能性もあります。
営業などでは取引契約する場合には営業マン同士で何度も顔を合わします。
最初の名刺交換とあいさつでどれだけコミュニケーションがとれるかが重要です。
印刷コストを考える
名刺のデザインが決まれば、業者に依頼したり、自分で作成したりします。
その場合は必ず費用を計算しましょう。
ネットビジネスや職人などは、外に出て交渉をすることが少ないので多くの枚数は必要ありません。
通信販売や店舗での物販業の方などは大量の名刺が必要になります。
営業の際にはもちろん必要ですが、商品の仕入れの際にも必要になります。
ギフトショーなどの展示会などで商品を探す場合には50枚~100枚程度は必要になります。
自分の業種と使う頻度・コストを考えて作成しましょう。
まとめ
名刺は立派な営業ツールです。
どうせ作るなら連絡先交換だけではなくビジネスで活躍する名刺を作りましょう。
裏面を利用することで、より宣伝力のある名刺ができます。
ネットで探すと各項目を入力するだけで簡単に名刺がつくれるサービスや作成代行業者もあります。
事業に合うような名刺を作るために活用することもできます。
個人事業主は基本的に一人で仕事を探しだし稼がなければなりません。
名刺は強い味方になることを理解しておきましょう。
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